低収入での結婚で「全く後悔しなかった」?と今言われたら、即答で「後悔はない」と答えます!
しかし、そう言い切れるのは今、夫婦共働きで多少のゆとりがあるからです。
子どもが産まれてから、実際に僕だけの収入で家庭を回していた時も「後悔」はありませんでしたが、「早くラクになりたい…」とは常に思っていました。
その間ざっと3年でしょうか。今も思い出したくないツラい3年でしたが、本当に自分を鍛えてくれた3年でもありました。
なので、今の収入で結婚したら後悔するんじゃないか…という気持ちは痛いほど分かります。
なぜなら、人間は苦しい渦中にいると、その状態がずっとずっと続く、と感じるから。しかし、前向きに生活をすると、必ず状況は好転する時が来ます。
精神論のようなことを言ってしまいました。
この記事では、実際に僕ら夫婦が直面した収入の問題と、今だからこそ言える、こうすれば良かった!というプラス転換の後悔をお伝えできたらな、と思います。
またこの記事を読み終えると、結婚前の備えや、心構えなどが伝わるはずです。
それでは参りましょう!
我が家が低収入での結婚で後悔したこと
①独身のうちにお金を貯めておけば良かった
多く貯めれたら一番ですが、独身時代には遊びも大切。なので遊びの予算はよけながら、先取りで貯金をしていてほしいと思います。
実際我が家は同棲して、半年で7ヶ月で40万円ほど貯めました。
そのお金は結婚する時の家財道具を買ったり、フォトウェディングの費用に当てました。
それでも満足はいかなかったので、なるべく多く貯めるに越したことはありません。
②将来の計画を話しておけば良かった
僕らは結婚してからようやく将来の話をしました。別に結婚してからでも全く遅くはないのですが、「なんとなくモメそう…」という理由で、しっかりと話すのを避けていた節も多々。
具体的には、「いつまでに子どもが何人」とか、長期的に見てボヤッとしている計画でも、二人で共有しておくことが大切ですね。
その先、計画通りに進まなくても良いのですが、話し合って意見を交換しておくだけでも効果があります。
③独身しかできないことをしておけば良かった
ヨコシマなこと考えたあなた!いけませんよ(笑)
というのは冗談で、独身しかできないことというのは、よく言う「優先順位は低いけど重要なこと」です。
僕は行きたかった場所や、キャリアアップに繋がるように動けば良かったと思いました。
結婚してからはできないの?というと、そんなことはありません。要は時間とお金を自分に使えるうちに使おう!ということです。
結婚してから時間とお金を自分にばかりかけていては、夫婦のバランスが悪くなります。かといっていつまでも二人で自分のことばかりでは、進展がありません。
結婚すると時間が2倍で過ぎていくぐらいに思っていても良いでしょう。
低収入での結婚で諦めた(我慢した)こと
①車
言わずもがな、我が家は車は諦めましたねぇ〜(笑)
幸い家の立地は市街地の駅近くで、さほど不便に感じることはなく、レンタカーやカーシェアリングを駆使しました。
さらに諦めた理由として、奥さんが免許を持ってないのと、僕も通勤に車が使えないなどの理由もあります。
どう考えても車はコスパが悪すぎましたね…。
とはいえ、子どもが小さい頃は電車での遠出が苦痛で、「やっぱり車が欲しい…」と思うことも多々。また、車があれば買い物もまとめ買いもできるのでいいですよね。
二人の優先順位で決めていきましょう!
②広い住宅
結婚生活は2DK・40㎡ほどの賃貸でスタートしました。
(ちなみに同棲はワンルームですm(_ _)m)
二人目が産まれる前に1200万ほどの3DK・65㎡の中古マンションを買い、今も変わらず住んでいます。とはいえ、65㎡は市街地ではファミリー向けでも普通の広さですね。
当然広い家に憧れましたし、ゆったりとしたリビングダイニングで家族と団らんしたかったし、自分の部屋も欲しかったですが(笑)さすがに諦めましたね!
「広々とした家は絶対欲しい!」なら、立地を変えるしかないでしょう。
住めばスペースを工夫したりで、どうにでもなります。
③新築の物件
最初から新築は諦めていました(笑)。
ランニングコストをとにかく抑えることが収入の少ない場合はマストで、我が家も新築は視野に入れず、中古オンリーで物件を絞りました。
そこが功を奏し、固定費をなるべく少なくすることに成功しています。
それでも新築に憧れちゃいますよね……。
そこは二人で話し合いながら決めていけばよいですが、「勢い」に任せてローンを組むのは大変危険です。
是非長い時間をかけて検討していきましょう!
④好きに買い物できない
独身時代は高価な服や雑貨を買っていましたが、結婚後は自由がなくなりました。
小遣い制なら特に顕著で、「稼いだお金は家族に使う」のがベースです。
良かったこともあります。
それは少し生活にゆとりができた今でも、「買い物をするときは」しっかり熟考して買う、という点です。
個人の買い物・家の買い物でも、金額に関わらず、「本当に必要か?家族(自分)にとってメリットのある買い物か?」を一番に考えるようにしています。
お金の価値観を夫婦で作っていくのも、結婚の楽しい側面ですね。
⑤余裕の無さからくるケンカ
若かったせいもありますが、とにかくよくケンカはしました(笑)今では笑えます。
(収入に限った話ではないですが)。
人間はとっても脆く、少し余裕が無くなるとすぐケンカになります。
原因の根底は、「相手に求めるから」。近くにいない相手には何も求めなくても、同じ空間にいるなら「もっとこうして!」となるワケです。
それは当然。
だから「相手には期待しない」なんて言うのではありません。自分の気持ちを打ち明けることが何より大切。
僕はケンカは肯定派です。(ツラいですよそりゃ…)。
しかし忘れてはならないのは、「長い時間をかけて夫婦になる」ということ。
ハラスメントや傷つけるのは論外ですが、意志交換としてのケンカはおすすめします。
後悔を減らすために収入リスクの予想をしておく
ではどんな時に「後悔」する可能性があるでしょうか。
我が家が「昔の自分達」に会って助言するとしたら、手持ちの収入で生活ができる基盤を作っておこうね!と言います。
リスク①支出を把握することでリスク回避
一体どのぐらいの収入に対して、いくら支出があるのかを把握するのはマストです。
収入に自信がないのなら、二人で協力しあう他ありません。そこは覚悟しましょう。
- 変動費(食費、交際費、娯楽費などの月によって変わる支出)
- 固定費(光熱、通信、家賃などのまとまった支出)
- 特別費(旅行などのイベント費)
一体何にどのぐらいのお金が動いているかを見える化し(必ず紙に書く!)結婚後、どのようにお金を貯めるか考えます。
我が家は当初、貯蓄は不可能だったので、マイナスにならないようにとにかくコストダウンに努めました。
苦しい作業ですが、把握するのです!
リスク②奥さんが働けない時のリスク回避
主には子どもができた時のことになります。
奥様が社員さんの場合、産休・育休制度を受けて収入が途切れることはなくとも、当然働いている時の満額がもらえる訳ではありません。
事前に世帯収入が減った場合の計算で家計を回せるようにシュミレーションする必要があります。
また、現在どちらかがアルバイトやパートさんの場合は産休・育休制度が使えてもさらに世帯収入は少なくなるので注意が必要です。
頼れるご両親がいたら、援助をしてもらえるように根回し(言い方悪いけど…)する必要もあります。
リスク③急な出費へのリスク回避
急な出費も種類があります。
- 人付き合い系の出費
- 家の中系の出費
人付き合い系の出費
冠婚葬祭系の予期しない出費も、お金に余裕がないなら断る勇気も必須。
前もって知れて準備できる場合と、そうでない場合があります。
我が家も結婚を期に、人付き合いは見直しました。
(むやみに切るという意味ではありません!)
家の中系の出費
家電が突然壊れたり、まとまった買い物が必要な時もあります。
例えば家電ならテレビは我慢できても、冷蔵庫や洗濯機など生活に必須なものがありますよね。
日頃から大切に使うのはもちろん、もしもの時の為に予算を割いておくことも大切です。
「自分の方が我慢が多い」と思うなら早めに話し合いを
誰しも自分が一番ツラくて、大変で、我慢してる!なんて思ってしまいます。
(例外はあります…!)
しかし、夫婦のトラブルも交通事故と同じで、10:0はありません。
僕も「毎日働いてるんだから、もっと労ってもらっても良い!」なんて思っていました。
つまりどちらかに(もしくは両方に)ストレスや不満がたまると、きちんと「言語化」しない限り解決はできません。
つい感情的になりますが、それでは答えは出ないでしょう。
- お金だけの問題か?
- お金以外の問題か?